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自動車業界等における検査・測定の課題を解決するMech-Mindのミクロン単位の高精度3Dカメラ「UHP-140」を発売

2022.06.10

Mech-Eye UHP-140は、自動車業界における検査・測定ニーズに応えるために開発した3Dカメラになります。自動車部品の生産・組立工程における位置・隙間・面差等の検査・測定用途に幅広く使用することが可能です。

高度な自社光学技術と知的アルゴリズムに基づき、ミクロン単位の精度により、反射しやすいワークに対して優れた画像生成を実現します。また、複雑なワークの構造、多様な材質、反射が強い塗装、不規則な形状・反射等の複雑な状況によって発生する光学検査の干渉に対処できます。品質検査やモニタリング水準を向上させ、自動車等の業界で高品質な製造生産を実現します。

Mech-Mindの産業用3Dカメラ新機種Mech-Eye UHPシリーズの初製品Mech-Eye UHP-140は、既に世界複数の自動車メーカーにて導入事例があります。

製品の特長

01

自社開発の新たな多視点画像合成アルゴリズムにより、死角の解消、画像処理効果の更なる向上

当社が新たに開発した多視点画像合成アルゴリズムを採用したMech-Eye UHP-140は、単眼カメラの死角を十分に補填し、微小な死角のある加工対象品であっても詳細で欠損の無い、鮮明な点群データの生成が可能です。自動車の検査・測定では、僅かな誤差でも車体組立の完成度に影響が出ます。ボディーの組立工程で最も一般的な位置決め穴である丸穴等は、機械加工時に面取りを行いますが、面取りした後にできる微小な隆起による死角(通常幅0.1mmから0.6mm程度)となり、従来のカメラでは撮像能力に課題がありました。

Mech-Eye UHP-140を使用して、下図のような丸穴の点群データを収集しました。単眼カメラモードと比較して、面取りした後にできる微小な隆起による死角を鮮明な点群効果で表現することができます。

面取りされた丸穴

Mech-Eye UHP-140 @ 0.3m、高さ順に点群をレンダリング

02

自社開発の反射抑制アルゴリズムにより、不規則な形状かつ反射する部品の点群の欠落を回避

凹面反射や光を散乱させやすい金属部品等、一般的なワークについては、従来の手法で露光時間や撮像角度を工夫することで表面の反射問題を解決できていましたが、不規則な形状かつ反射する部品については上記手法の適用では解決困難な場合が多くあります。Mech-Eye UHP-140は、自社開発の反射抑制アルゴリズムにより、不規則な形状や強い反射による干渉を効果的に抑制し、高精度な点群データを出力すると共に、自動車の検査・測定現場におけるワークの複雑な構造や多様な材質に対応します。

ハンドル部分に光を拡散しやすい高光沢の埋め込み式ラッカー仕上げのドア

Mech-Eye UHP-140 @ 0.3m、高さ順に点群をレンダリング

反射面や凹みを持つ板金部品

Mech-Eye UHP-140 @ 0.3m、高さ順に点群をレンダリング

直径約1.5 mmのエナメル銅線反射面

Mech-Eye UHP-140 @ 0.3m、高さ順に点群をレンダリング

03

高度な光学設計により、安定した高精度測定を実現

長期に渡る現場調査を通じて、自動車業界等の代表的な検査工程では、測定精度に対する要求が極めて高いことが判明しました。最先端の光学設計により、Mech-Eye UHP-140のレンズ収差は従来レンズの1/5となり、その測定精度は0.03mm(ドイツVDI/VDE 2634 Part II規格の要件に適合)に、Z軸上における一点の繰り返し精度は2.6μmに、エリアの繰り返し精度は0.09μmに達しています。Mech-Eye UHP-140は超高精度検査・測定結果の出力を保証すると同時に、実際の現場で要求されているスキャン速度を満たしており、高ロバスト性を提供可能です。

04

小型、オープンインターフェイス、優れた設置性により、様々な検査・測定を迅速に展開可能

Mech-Eye UHP-140は小型かつ軽量でロボットアームの先端に取り付けることができ、自動車部品の生産・組立等の工程における検査・測定問題を柔軟に対応できます。複数のプログラミング言語及びプラットフォームのSDKオプションを提供し、オープンAPIで簡単に導入することが可能です。ノーコード画像処理ソフトウェアMech-Visionやロボット制御ソフトウェアMech-Vizと組み合わせて使用することができ、様々な検査・測定を簡単かつ迅速に展開することができます。

05

現場の課題に応える産業用デザイン

Mech-Eye UHP-140の筐体は、航空宇宙用アルミ合金を使用した完全密閉型であり、IP65保護等級に準拠し、CE、FCC、VCCI、RoHS等多くの国際認証を取得しております。粉塵、振動、湿度、電磁ノイズ、高温等の厳しい環境下の運用にも対応しています。

製品仕様

大手自動車メーカー工場 ―― ビジョンシステムによるサブフレーム測定

プロジェクトの背景:

このプロジェクトは、国際的な大手自動車メーカー向けのものです。溶接工程後の抜き打ち検査で大型サブフレームの微量な誤差を検出する必要があります。各種穴径、位置、平面度、同軸度等を正確に測定することで、部品の誤差による最終組立に対する影響を抑えることができます。

プロジェクトのメリット:

 · Mech-Eye UHP-140産業用3Dカメラは、超高精度で、強い反射面を持つサブフレーム穴の高精度な点群データを生成します。 

 · 自社開発した知能化測定アルゴリズムにより、一般的な丸穴、ネジ穴、スタッドボルト、長穴等、幅広い形状に対応し、高い測定精度を実現します。

 · マルチカメラとマルチロボットの連携により、穴の形状に柔軟に対応し、各種大型ワークの測定を迅速に完了します。

 · 周辺環境衝突やロボット姿勢を考慮したロボット軌道経路を知能的に算出し、立ち上げ工数の大幅短縮と省設置スペースに貢献します。

 · 測定履歴に様々なフィルタリングを適応することができ、測定レポートとして出力することが可能です。

自動車業界等の製造業では、品質管理は常に重要な課題であり、優れた品質管理は自動車業界をはじめとする産業の品質向上に欠かせません。Mech-Eye UHP-140は、Mech-Mindが自動車業界向けに開発した産業用3Dカメラで、品質検査をより知能化かつロバストに実現し、自動車メーカーがより効率的で無駄のない生産を行えるよう支援します。今後Mech-Eye UHPシリーズは機種を増やし、より多くの分野に展開することで、顧客の検査・測定能力の向上、品質管理、効率化に貢献していきます。